ひな祭りの歌といえば「うれしいひなまつり」:作:サトウハチローが、あまりにも有名だと思います。

 

 

この歌の歌詞意味には、サトウハチローさんの姉へのレクイエムではないか?

という説があることから、実は「悲しい歌」だと思われているのです。

 

しかし、タイトルが「うれしいひなまつり」

私にはどうしても悲しい歌とは思えないのです。

 
この歌が鎮魂歌だとしたら作者はなぜ、この歌が嫌いだったんでしょうね^^;

今までの説を覆す解釈となってしまうかもしれませんが、私の個人的な解釈になりますのでご注意して下さいね^^

 

今回は、そんなお話しです。

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現在でのひな祭りの歌詞の意味はこんな説です

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最初に現在有望と思われている説を確認しておきましょう。

「うれしいひなまつり」の2番の歌詞には、こんな一節が御座います。

 

「お嫁にいらした姉様に よく似た官女の白い顔」

 

この姉様というのが、作者であるサトウハチローさんの姉のことではないか?という意味のものです。

 

彼の姉は、嫁入り前で18歳にして結核に侵され他界されてしまったそうなのです。

 

その為に、ひな人形にお姉さんの影を見て、歌の歌詞に思いを乗せたのかも知れません。

 

この様な考えから、「お姉さんへ捧げた鎮魂歌」なのではないか?というのが現在の説となります。

 

お姉さんを女雛様ではなく官女(宮中に使える人)に例えていることや、派手なお祭りの賑わいのある音楽ではなく、落ち着きのある音楽を使用していることにも、妙に説得力があったのではないでしょうか。

しかし、歌を作った本人がこのような意味を言った訳ではありませんので、真相は分からないのです。

歌詞が間違っていて、作者もこの曲が好きでは無かった説

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これも、有名な説なのですが、歌詞に間違いがあるのでは無いか?というものです。

 

2番の歌詞である。

「お内裏様(おだいりさま)とおひな様、二人ならんですまし顔」

 

と、3番の歌詞である。

「すこし白酒めされたか、あかいお顔の右大臣」

 

の2箇所の歌詞となります。

 

どのように、間違っているのかといいますと。

「お内裏様」とは、男雛を指す言葉では無いということです。

 

あまりにも有名な歌詞の為に、「お内裏様は男雛(おびな)」と勘違いされている人も多いのではないでしょうか?

 

実際、私もその一人でした。

 

正確には、「お内裏様」とは男雛(おびな)と女雛(めびな)の二人を指すのです。

 

そして、「おひな様」とは、お内裏様を含めた全てのひな人形を指すのです。

 

けっして、「おひな様は女雛だけ」ではないですよ。

 

その為、「お内裏様とおひな様、二人並んで」との歌詞は間違っているというものです。

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また、「赤い顔の右大臣」という歌詞ですが、実際に赤い顔をしているのは左大臣です。

 

向かって右側に左大臣がいるので、勘違いしたのではないかとされております。

 

以上の歌詞の間違いにより、作者は、この曲があまり好きでは無かったのではないかといわれているのです。

 

それでも、私は「うれしいひな祭り」は明るい歌で、間違いも無かったと思っています。

 

真実は分かりませんが、こんな解釈ができるのでは無いでしょうか?

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新説!私が考えるひな祭りの歌詞の意味

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歌詞についての新しい意味

問題となっている歌詞である

 

「お嫁にいらした姉様によく似た官女の白い顔」

 

の鎮魂歌である説を覆せば、明るい歌となると思います。

 

こんな風には解釈できないでしょうか?

まず、この姉様を「兄のお嫁さん」と素直にとらえて下さい

 

2番のこの歌詞の前のは、こんなくだりになります。

「お内裏様(おだいりさま)とおひな様、二人ならんですまし顔」

官女というのは、中国では身分のある女性で尚且つ容姿端麗でなくてはなれない職務でした。

 

歌詞でも、白い顔(化粧が濃いのではなく、綺麗な顔の意味)と書かれています。

中国で容姿端麗で女官に選ばれる程の人は、きっと、誰もが一度は見たい程の憧れの存在だったのではないでしょうか?

 

その為に、歌詞の中には「すまし顔」とありますね。

見たいけど我慢してこんな顔をしているかのようです。

 

お内裏様(男雛と女雛)の二人は、見とれる訳には行きません。

特に男雛が姉様に似ている官女に見とれてしまっては、女雛に後から何をいわれるか^^;

 

二人にとっては緊張の一瞬になりますので、「二人ならんですまし顔」という歌詞にしたのではないでしょうか。

もちろん、2人以外のおひな様は見とれてしまっていますので、お内裏様とおひな様として、男雛と女雛をあえて重複させて「二人はすまし顔だよ」と強調しているのです。

 

なぜ、緊張感が必要なのかというと、中国での神様に対する健康を祝う行事だった為に、配慮だったのではと思います。

 

こう解釈することによって、歌詞の意味はこうなります。

 

「神様に健康や長寿をお願いする高貴な儀式中だけど、お姉さんに似て美人の官女がいる」

「私の夫である隣の男は、見とれてないか気になる!」

「他の者も神聖な儀式の最中に見とれて汚らわしい!!」

「でも表情に出してはダメ!」

 

こんな、乙女心とお姉様に対する嫉妬、緊張感を同時に表現している素晴らしい歌詞だと思いませんか?

女性の為のお祭りなので、乙女心を取り得れたかったんですね^^
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これにより、歌詞の間違いである、お内裏様とおひな様の件も一件落着です♪

 

最後に左大臣と右大臣問題ですが、ひな祭りは神聖な儀式の為におちゃらけてはいけません!

分かっているけど、いつも赤い顔の左大臣は置いといて、

「いつも白い顔をした右大臣ですら、お酒を飲んで赤くなっちゃうくらい楽しいお祝い」

 

厳格そうな右大臣ですら、ハメを外しちゃうお祝いだよ!!

ということで、ギャップを利用した楽しさの強調表現としての歌詞だったのでしょう

「すこし白酒めされたか、あかいお顔の右大臣」

そんなに酒が進んじゃったか^^

 

と思うと、さぞかし楽しい宴だったことが想像できるじゃありませんか♪

 

昔、遣唐使によって中国から日本に伝えられたのが「ひな祭りの由来」です。

 

その為、「うれしいひなまつり」の作者は、歴史をも考慮した歌詞を考えたかったんでしょうね^^

楽しき中にも神聖な雰囲気や緊張感を持たせた素晴らしく奥深い歌詞だと思う訳です。

 

だから、曲調も明るすぎる音楽や落ち着きのある音楽ではなく、神聖さや緊張感んを出した音楽になっているのです。

編集後記

039長い文章を読んで頂き有難う御座います。

世論とは、悲劇や失敗などを大きく取りたてる習慣があるように思います。

 

そのことによって、真意とは違った情報が広まってしまうのです。

 

作者である、サトウハチローさんの歌詞に込めた思いは、巷で広がっている「鎮魂歌」や「歌詞の間違い」では無かったのかも知れません。

 

正確に歌詞の想いを民衆に伝えることが出来なかったからこそ、作曲家として、この歌が嫌いだったと言われているのかも知れませんね。

 

そう考えると何だか悲しくなりますね(>_<)

 

もし、お姉さんへの鎮魂歌だったとしたら嫌う必要がありませんし、歌全体を通して共通の意味を歌詞に持たせるのが一般的なのに、一小節だけに自分のお姉さんへの想いを込めたとは、どうしても思えなかったので、このような記事を書かせて頂きました。

 

以上が、私がひな祭り歌詞意味は決して悲しい話ではないと思う理由で御座います。

 

まあ、インパクトがある方が話題性があるので、今のような意味が流行ったのかもしれませんね。

 

新説となったら嬉しい限りです^^

 

また、ひな祭りに関する事柄を項目別にまとめた記事も作成しました。

ご参考にして頂ければ幸いです。<(_ _)>

ひな祭りの意味や由来を私的に項目別にご紹介はこちら